2025/07/15
令和7年度 薬物乱用防止教室
7月14日(月)、本校メインアリーナにて「薬物乱用防止教室」を開催しました。講師は、いずれも薬物依存からの回復経験を持つ、群馬ダルク代表の平山様と施設長の福島様です。
高校時代に薬物へ手を出したことをきっかけに、人生が大きく変わってしまった経験や、依存症からの回復の困難さについて、自らの体験をもとに語ってくださいました。
身近な誘惑や「自分は大丈夫」という思い込みの危険性、そして依存がもたらす深刻な影響について、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。実体験に裏打ちされたお話は、薬物の恐ろしさを強く印象づける内容となりました。


生徒の感想より抜粋
「ふたりとも誘われたとき駄目なのはわかっていたけど断ったとき怖いという周りを気にして断れなかったと言っていたので、周りに流されずしっかり断れる力を持ちたいと思った。」
「薬物を乱用することによってもたらされるものは、人生を台無しにして取り返しのつかないことになってしまうということが分かった。薬物には手を出さず、違うことに時間を使っていきたいと思った」
「今日の講演を聞いて、やめられるやめられる、自分は違うと思っていてもやめられなくなると聞いて、自分も薬物には縁がなくやめられると思っている人間なので、自分もいつか薬物をしてしまう危険があると感じた」
「薬物は一回しただけでは何も変わらないが時間の経過とともに変化していき気づいたら人生の半分を損するということを知った。また、ゲーム依存などの人は薬物依存になりやすいとわかった。」
「お話の中の高校生のあの人と今の自分達の認識ってそんなに変わらないなと思った。やりたくて近づいたわけではない。誘われて断れなくてなんてどこにでもある話だと思う。だからこそ恐ろしいものだと思った。違法薬物ではないもので薬物乱用をしていたことも興味深かった。今もやめて20年近く経つのに未だに施設とつながる必要があるのも怖かった。何より目の前で話している人が過去に犯罪を犯したことがある犯罪者であるのがなんともいえない不思議な感じだった。被災者からの話を聞こうはよく耳にするがこういう経験者からの話を聞く機会も必要だと思った。」